【ラノベ感想】乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
彩雲国物語ぶりに少女向けラノベを1~7(最新刊)まで買って読みましたし、折角なので感想を書いていきます。
サクッと読めるので気軽に勧められる感じ…ですが、細かいところ気にする人には合わない作品。ノリで一気に読もう。一冊を一時間強位で読みました。
※ラノベ版のウェブサイト。タイトル検索するとほぼコミック版のページしかヒットしないので貼っておきます
感想の前に。
『悪役令嬢もの』というジャンルがラノベ、なろう界隈にあります。架空の作品(女性向け)に出てくる敵役のお嬢様キャラに憑依してしまったから何とか生き抜こう、みたいな感じのストーリーです。
検索するとニコニコ大百科に記事がありましたので詳細はそちらに。
ニコニコ大百科『悪役令嬢とは』
https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%82%AA%E5%BD%B9%E4%BB%A4%E5%AC%A2
本題。
・良いところ
全体的に優しい世界でありつつ、山場を作るための敵役は基本一巻で出て退場している。読んでいてストレスがないので時間つぶしに最適ですね(実際、自分も軽いけがして出歩けないので軽く読めるやつを探した結果、こちらを購入した)
現在刊行中の作品なので最終的にどうなるかわかりませんが、『主人公を持ち上げるために特定キャラをこき下ろす表現』が今のところないので継続して追っていくことにしました(なろうとかハーメルンとかであるでしょ、そういうやつ)。
あとは地の文が一人称で表現が簡潔なのも良い(主人公が能天気なので)。腰を据えて読むのが苦手な人でも読めると思う。
一つの場面に対して主人公視点→登場キャラ視点と描写をしていくスタイルなので、セリフを流し読みしつつ話を追えるのも個人的に〇。
・悪いところ
ネタバレにならない範囲で気になったのは、意味のない設定があることですかね。この作品には魔法が出てきて、キャラごとに火とか土とか風とかあるんですが、これが(一部キャラを除いて)話の流れに全く関係ない。とりあえず取ってつけたみたいな設定感がありました。
あとは主人公が鈍感すぎること。これは追々解決されました。
そんな感じです。
アニメ化企画が進行中とのことです。ラノベはともかく、アニメ化されたら見てみるといいんじゃないでしょうか。