【ダウェイク】蛮族と言うにはクレバーすぎる駆け引き【解説】 2
前回の続き。
近距離五分状況での最初の三すくみは、最初に説明した通り。
・ガードは最速通常技である5Aに強い。(ガードしたら有利になるから)
・通常投げ、中下の崩しはガードに強い。(崩しを見切れるなら別)
・最速通常技である5Aは通常投げ、中下の崩しに強い。(5Aで発生勝ちできる)
(両者ともゲージを考慮しない場合)
この中で攻めを考慮する場合、ローリスクな選択肢は5A、ハイリスクなのは崩しですので、大抵は5Aを使って触りに行きます。ガード単体ではリターンに繋がらないのは言わずもがな。
ここで重要なのは、「5Aを最速で出せるようになること」です。このゲームには先行入力があるので、気持ち早めにボタンを押しっぱなしにしていれば出来ます。
お互いに5Aを選択した時、お互い最速で5Aを出せているなら相殺が発生するので「あいこ」です。ノックバックも発生せず、近距離五分状況でもう一度読み合いが発生します。
5Aを最速で出せないと同じ5Aに負けることから、それだけで不利な読み合いとなります。「あいこ」がないですからね。
「じゃあローリスクで相手を出し抜くにはどうすんの」となります。ここで出てくるメジャーな選択肢が「5Aをガードして5Aを擦り返す」です。
このゲームのA攻撃は、基本的にガードされると1F不利となり、かつキャンセル不可なので、5A5A5A……と言った小パン固めができません。ノックバックもあるので、相手の5Aをガードすれば、割り込む余地が必ず生まれます。
つまり、相手の5Aをガードした後に5Aを最速で擦り返すと、前述の三すくみが崩れ、5Aだけで選択肢のうち2つを潰せます。ガードが強いと言われる所以ですね。
・ガード→5Aで潰せない
・通常投げ、中下の崩し→5Aで潰せる
・最速通常技である5A→有利状況のため5Aで潰せる
この「擦り返し」を習得できているかどうかで、勝率はだいぶ違います。というのも、「擦り返しができず相手に固め続けられるor擦り返しに失敗して相手の5Aを喰らう→ダメージを取りに行けない→体力負けする」となるからです。
お気付きの人もいるかと思いますが、近距離五分状況の三すくみは、擦り返しが出来て初めて機能します。是非習得しましょう。
擦り返しに対する回答として挙げられるのは「ガードして擦り返す」ですが、これよりもリターンの挙げられる選択肢が「マナカン」です。これについては次回。
以下補足。
1.キャラ差
たとえば、ラムダの最速通常技は5Aの5F、ドルガンは2Aの6Fです。お互いに最速通常技を振ったらどうなるでしょうか。ドルガン側は2Aを出しても「崩し」にしか勝てないのです。
ど安定は「ガード」しかないですが、ここで2A擦り返しを選択してもラムダの最速と相殺して「あいこ」となり、振り出し(に近い状況)に戻ってしまいます。
この「最速通常技の格差」は、カオブレにおいて頻繁する近距離五分状況でかなり不利といえます。
これを崩すのが「マナカン」なのですが、やっぱり次回に。
2.専用装備の驚異
ラムダに専用装備を持たせると(ラムダだけではないですが)、通常技に削りが付与されます。通常技をガードさせるだけでダメージを与えられるわけです。これが馬鹿になりません。
近距離五分状況の三すくみではガードに負ける5Aが、ガードを無視してダメージを与えられるので、極論すれば擦り返しをしてるだけで体力勝ちできます。
ラムダがチンパンジーといわれる理由の一つですね。